長崎県が誇る新鮮な水産物、農産物の直売所、海産物レストランなどがある「長崎漁港がんばランド」(長崎市)がリニューアルオープンして1周年を迎えた。3月8、9日の2日間、1周年記念イベントを開催する。
1周年を迎えた6日、取材に訪ねると、農水産物直売所も、回転すしなどのレストランも、お客で賑わっていた。
2013年3月にリニューアルオープンしてからの1年は、11年当初オープンからの順風満帆の2年間とは変わって、苦しみのなか、運営する各団体、生産者が一丸となって店作りと消費者サービスに邁進して、掴みとった活気だといえる。というのも、リニューアルオープンした途端、近隣でスーパーを経営する地場スーパー、長崎県の"横槍"が入って、売場の商品陳列棚の撤去に追い込まれるなど、一時は客数と売上ダウンに追い込まれていた。県の行政指導を乗り越えて、13年12月、空の陳列棚が並んでいたスペースに地元長崎県産の水産物、加工品、特産品など新たな商品ラインナップを充実させ、客足も戻ってきた。
「苦しい時期を乗り越えてきた。やっと本来のスタートだ」。水産物・加工品、農産物を出品している生産者にも笑顔が戻ってきた。
がんばランドは、長崎新漁港にあり、魚市場や水産加工団地に近接、新鮮な魚や水産加工品をはじめとする農水産物直売所として、長崎県内最大規模。11年の当初開業以来、高い好評を博していた。
毎朝市場から入荷するネタの鮮度と旨さが自慢の「回転寿司 宝洋丸」は、3月1日、値段とメニューを一新。記者もミシュランではないが、 "覆面記者"のつもりで、食事に入り、長崎地物の旬のネタに舌鼓を打った。最後は、その値段の安さにも大満足だった。
また、直売所隣には2月9日、漁業体験、漁食普及の「海の牧場館」がオープン。海の幸を中心とした食事処「浜の食堂」では、お膳料理や海鮮丼などのほか、浜焼きが味わえる。真珠の玉出し体験など様々なイベントがあり、がんばランドの新たな魅力スポットとなりそうだ。
「バイキングレストラン雄水」も海の幸をブッフェ形式で楽しめるとあって、ますます人気である。
8、9日の1周年記念イベントでは、当初オープン以来大人気の「まぐろの解体ショー」が登場する。
今週土日のお出かけに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■長崎漁港がんばランド1周年記念イベント
<会 場>
長崎漁港がんばランド(長崎市京泊町3丁目1929番地20)
【8、9両日】
・バラ天(かまぼこ)試食販売 2枚で98円
(9日にはマスコットスギちゃんが来店)
・島原物産展
・移動販売車(ケータリング) 午前9時~午後5時
【8日限定】
・まぐろの解体ショー 午後1時~
・長崎県産品の歌でおなじみのタナカハルナさんのライブ
1回目午前11時30分~ 2回目午後2時30分~
・島原農業高校生徒による島農和太鼓
1回目午前11時~ 2回目午後2時~
・つしま地鶏の水炊き 午前9時~、1杯100円(なくなり次第終了)
【9日限定】
・わかめ収穫祭 午前10時~
・西海もち豚の豚汁無料配布 午前10時~(なくなり次第終了)
※イベント内容・時間は、天候や主催者の都合で変更されることがあります。
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・長崎漁港がんばランド
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