<顧問同士の確執か>
高島宗一郎殿!!貴方の知らないところでの後山泰一氏の貴方への献身性を証明する一齣(コマ)を紹介しよう。
ある経営者から相談を受けたことである。「うちの息子が後山顧問から『オヤジに次回の選挙で高島市長を応援するよう説得しろ』と言われたそうだ。後山とはどういう人物なのか?」という内容であった。昨年末のことである。後山泰一氏は必死で貴方の再選活動を開始していたのですぞ!!貴方への健気な一途さには感服します。貴方はその人物の首を斬ったのです。貴方は本当に血の通っていない人だ。
前回の選挙の論功行賞で抜擢したKという人物がいる。肩書は私設秘書である。高島市長誕生の時に「市役所との業務委託契約の身分として職責を明確にした方が良いよ」と助言したことがある。しかし、いまだK氏の身分は私設である。実体は後山氏と同じであるが、後山氏は市役所から月額顧問料を貰っていた。このK氏には、後山氏以上に人が集まってきた。特に市職員達が群がっていた。ゴマをすって「出世しよう」という企みを持った連中である。こういう連中が昇格するので、市役所内部の雰囲気は暗い。
見方によっては、福岡市副市長よりもK氏の方が権力を有しているのである。「高島市長の意向を受けて動いている」と勝手に思い込んだ人が鈴なりになる。後山氏とK氏とは肌合いが合わなかった。K氏に能力があり適切な判断ができれば、高島宗一郎市長はハッピーなのだ。だが、現実は反対のことばかりが起きる。アンハッピーなのである。
<高島氏の公安的姿勢の裏には大野副市長が支え>
高島宗一郎市長が一番頼りにしているのが、大野敏久副市長である。同氏には『3月末での勇退』を勧告したが、聞く耳はないらしい。現政権と運命を共にする覚悟をした模様。それはそれで良い心がけだ。「マスコミ出身の笑顔の宗一郎さん」というイメージを与えているが、実際のところ、批判勢力には秘密警察をもって対応するのが高島氏である。それを支えているのが大野副市長ということになろう。
一例を紹介しよう!!昨日(3月12日)のことだ。高島市長の動向取材をしていた弊社の記者が職務質問をされて福岡中央署に引っ張られた。名刺を出して即刻、解放されたが――。最近、「高島市長は家に帰っていない。一体、何をしているのか?」という問い合わせが殺到していた。懸念を抱き、自宅周辺で所在確認の取材をしていた矢先のことなのである。公用車が迎えに来て高島市長の出勤を確認した。弊社と福岡市役所は同方向にある。市役所を回って帰るところで、複数の警察官に呼び止められたのだ。
事の顛末はさて置き、高島市長の反応は異常である。「不審な車が付いてきている。どうしよう」とあわてる姿は常軌を逸している。おそらく、その度に大野副市長に相談しているのだろうが、この高島市長の過敏な対応には、どうしても疑問が湧いてくる。「何かやましいことを必死で隠そうとしているのではないか?」という疑念である。
今回の取材で判明したことがある。高島市長が自宅を出入りする際には、必ずパトカーが待機しているということだ。出勤の際には都市高速福重インター入り口までパトカーが見送る。異様な光景である。
ここまで厳重にガードの必要があるのかということだ。快活そうな振る舞いの中で、必死に自己防衛する高島宗一郎さんの挙動を見聞きしていると、「滑稽」という言葉しか浮かんでこない。「これは何か理由あるな」と調査マンの閃きが走る。どうであれ、市長にとって県警OBの大野副市長が一番の拠り所なのである。
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