4月1日の消費税増税まであと2週間となった。小売業のなかでもホームセンターなどは今年に入って2、3月は売れ行き良好と聞かれ、非食品の好調ぶりが伺える。消費・賞味期限がなく、特にティッシュやトイレットペーパー、洗剤といった日用品は「買えるだけ沢山買う」という意向を持つ人たちも多いことだろう。
一方で食品はどうなのだろうか?食品メーカーを含めた業界関係者によると、「動きはあるが、思ったほどの大きな動きはない」という意見が多数を占め、現状、際立った買い占めなどは聞かれない。
某調味料メーカーの担当者によると、3月に入っても売上は、多少は伸びているものの、思ったほどの伸びではないという。「我々のようなカレー調味料の会社は最後の1週間が勝負と見る」とコメント。ある菓子系メーカーの担当者は、「我々のような嗜好品は買い溜めには該当しない」とし、販売量の調整は特には行なわないとした。加工食品のなかでも賞味期限の長い物や短い物などで多少、商品の動きに違いが出ているようだ。
また、肉、魚、野菜に惣菜を含めた生鮮4品は消費期限が数日であるため、買い溜めには該当しないものの、冷凍食品、アイスクリーム、酒類を含めた飲料、その他の加工食品などはこれから買い溜めが本格化する可能性がある。
(株)データ・マックス流通事業部では4月1日の消費税増税にあたって3月18日(火)午後5時より「消費税8% 増税後の小売業はこう変わる~消費税増税で、生きるスーパー、死ぬスーパー~」のテーマで緊急セミナーを開催する。講師には元地場大手スーパーのバイヤー、店長、事業部長、社長などを歴任した神戸みずち氏を招き、税率引き上げ後の業界はどうなっていくのか解説して頂く。
■消費税8%増税後の小売業はこう変わる
講師:神戸 彲氏
<開催日>
2014年3月18日(火)
<開 場>
午後4時30分
<開 演>
午後5時~午後7時
<場 所>
データ・マックス会議室
(福岡市博多区中洲中島町2-3 福岡フジランドビル8F)
<参加費>
一般参加者 3,000円(税込)
※I・Bクラブ会員は2,000円 (税込)
<日刊マックス流通のご案内>
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