<タイからの観光客続出>
観光産業のウエイトの高かったタイでは、外人の訪問者数が急減している。政治のもめごとに対して、観光客が敬遠しているからであろう。ところが、逆にタイから海外へ旅行する数が増加している。
在福20年のタイ人が語る。「タイの友人が、家族10人で観光にやってくる。福岡には5日間滞在して、九州を廻るらしい。一度、会食する予定であるが、本当に母国から観光に来る人たちが増えた。時代が様変わりした」と。
タイは日本にとって、ありがたい得意先なっていくであろう。2014年は30万人台の訪問数が期待されているようだ。
<労働研修生は、中国からベトナムへ移行>
中国を廻ると、従来は田舎と言われていた地区の経済発展が著しい。「こんなに経済発展すると、家族と離れて日本に出稼ぎに来る人たちは減るであろう」と、5年前から予測をしていた。
先だって、上海にある研修生送り出し機関の責任者と、久しぶりに会った。当事者曰く、「もう、中国から日本に送りこむ人材の確保は不可能です。今、事務所をベトナムに構えました。ベトナムの熱心に働く人材を、ドシドシ送り込みます」と。もう中国では、研修生確保は不可能だ。
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