演劇や絵画など幅広く芸術活動を展開する中島淳一氏(劇団エーテル主宰)が、スペイン・バルセロナ国際サロン2014に出品した抽象画「embraces(抱擁)F20」が金賞を受賞した。
バルセロナ国際サロン(サロン・ド・インヴェルノ)は、ピカソ、ミロ、ガウディなど巨匠の芸術が息づく世界遺産の町スペイン・バルセロナで、冬季に開催される国際的なサロン。今回で15周年を迎えた。
毎年、スペイン以外のEUの国々から多数の出品があり、もちろん日本からも出品できる。中島氏は、昨年の出品作「angels」でも金賞を受賞しており、今年は2年連続の金賞受賞となった。
中島氏は受賞したことについて「抽象画に携わった活動が認められたのではないしょうか」とコメント。さらなる活躍が期待される。
<プロフィール>
中島 淳一(なかしま・じゅんいち)
1952年、佐賀県唐津市出身。75~76年、米国ベイラー大学留学中に、英詩を書き、絵を描き始める。ホアン・ミロ国際コンクール、ル・サロン展などに入選。日仏現代美術展クリティック賞(82年)。ビブリオティック・デ・ザール賞(83年)。スペイン美術賞展優秀賞(83年)。パリ・マレ芸術文化褒賞(97年)。カンヌ国際栄誉グランプリ銀賞(2010年)。国際芸術大賞(イタリア・ベネチア)展国際金賞(10、11年)、国際特別賞(12年)など受賞多数。
詩集「愁夢」、「ガラスの海」、英詩集「ALPHA and OMEGA」、小説「木曜日の静かな接吻」「卑弥呼」、エッセイ集「夢は本当の自分に出会う日の未来の記憶である」がある。
86年より脚本・演出・主演の一人演劇を上演。企業をはじめ中・高校、大学での各種講演でも活躍している。福岡市在住。
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