有明海4県漁業者300人が3月24日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の潮受け堤防排水門の開門(常時開放)を命じた確定判決の履行を国に求めて、海上抗議行動をした。漁船約110隻が諫早湾口の大浦竹崎沖に集結し、北部排水門前をいっせいに目指して"海上パレード"し、排水門前では漁船同士を舫(もや)って、船上で抗議集会を開いた。
漁民らが次々にマイクを握り、「有明海再生には開門が必要だ。宝の海を返せ」「国が(諫早湾干拓による)漁業被害を認めない限り、解決しない」「諫早市民のために、干拓に同意した。今、私たち漁民が苦しんでいるのに、国は声を聞かず、確定判決を守らない。これが、法治国家、民主主義なのか」「(排水門から毎日のように排水する調整池の)毒水を出すのを一刻も早くやめてくれ」と悲痛の叫び声をあげた...(⇒つづきを読む)
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