日本スペイン交流400周年を記念して、建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した建築家・ 伊東豊雄氏の講演会「一本の木から学ぶこと~ガウディの教え~」が4月1日(火)にアイランドシティ中央公園内「ぐりんぐりん」北ブロック内で開催される。
アイランドシティ中央公園「ぐりんぐりん」の設計者である伊東氏は、バルセロナの見本市会場やトーレス・ポルタフィラのほかに、アントニオ・ガウディ作のカサ・ミラ前のホテルファサードのリノベションも手がけるなど、スペインでも幅広く活躍。このほかにもスペイン彫刻作家の作品を公園内に期間限定設置する橋渡しをするなど、福岡とスペインの交流にも尽力している。
本講演では、スペインの建築や文化が自身の世界観や作品にどういう影響を与えたのか、「ぐりんぐりん」の設計にどのように反映されているのか――などを語ってもらう。建築やデザインに関わる方はもちろん、興味のある方は是非ご参加を。
※入場無料。当日午後1時半より受付開始し、定員150名になり次第受付を終了。
<お問い合せ>
福岡市住宅都市局 みどりのまち推進部 みどり管理課
TEL:092-711-4407
FAX:092-733-5590
E-mail:midorikanri.HUPB@city.fukuoka.lg.jp
<プロフィール>
伊東 豊雄
1941年生まれ。65年、東京大学工学部建築学科卒業。「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある。日本建築学会賞作品賞、ヴェネチィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダルなど受賞。東日本大震災では代表作の1つである「せんだいメディアテーク」が被災し、その復旧に携わったことをきっかけに、各地の復興活動に精力的に取り組んでいる。仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、これまでに宮城県仙台市、岩手県釜石市、陸前高田市に完成し、東松島市や岩沼市でも計画が進んでいる。
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