弊社では、福岡地区生コンクリート協同組合内の生コン商社の市場調査を行ない、特別レポートとしてまとめた。同協同組合の登録販売店として稼動している企業を対象とした。同レポートより一部を抜粋し、順次掲載していく。
同社は、1924年に東洋商事として創業。当初は砂糖の販売業を手がけていたが、東洋セメント(株)(現・住友大阪セメント(株))のセメントを取り扱ってきたことが現在の事業基盤へと繋がっている。51年8月には、(株)平澤商店として法人改組した後、72年6月に日東パイプ工業(株)を吸収合併し、73年2月に現商号へ変更している。
現況の売上高は12億円台を推移し堅調さを保っているが、赤字体質が露呈している。建設業界の需要の高まりにより売上高は上昇傾向にあるが、原価率の見直しと改善をふくめた早急な財務体質の改善が同社の最大課題である。同業の中でも老舗となる同社の再興が望まれている。
<COMPANY INFORMATION>
(株)平沢商店
代 表:平澤 昌樹
所在地:小倉北区馬借2-5-23
(福岡営業所:糟屋郡粕屋町若宮1-4-20)
設 立:1951年8月
資本金:2,500万円
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