わけのわからないマレーシア航空機のインド洋墜落であった。ただ1つ判明していることは機体の故障で空中分解していないということ(性能は支障なく稼働していた)。マレーシア政府の対応の不手際、情報管理能力のお粗末さには驚かされるが、ここにきて「そのお粗末さも真相隠しの芝居ではないか」という説が流れだした。出処は、どうも中国のようである。遭難者・犠牲者の大半が中国人という理由によるものだろう。背景には、損害賠償訴訟が考えられる。
その噂では、墜落機のキャプテン(機長)はマレーシア政府の対応に不信感を抱いていた。彼は、反政府者として投獄されているある政治家と懇意にしていたという。かねてよりこの政治家の解放を切望していたが、実現の望みは薄かった。そこで墜落した航空機を自らハイジャックして政府へ交渉を迫った。だが政府側はその政治家の解放を頑なに拒否した。絶望した上に燃料切れという要因が重なり、機長は南インド洋に突っ込んだ。
マレーシア政府は、おそらくその交渉過程を今後一切、公表しないだろう。「自分たちの狼狽ぶりを見せつけながら惚け通すつもりのようだ」と言われている。機長ハイジャック説が真実であれば、犠牲者はあの世行きに巻き添えにされたという迷惑な話である。中国の犠牲者遺族が怒り心頭になっているのも理解できる。
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