ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

経済

IBC講演会でASEAN投資の秘訣
経済
2014年3月31日 14:11

 シンガポールに現地法人を設立し海外事業で躍進を遂げているエヌビーエス(株)の石橋一海社長が3月27日、福岡市内で開かれた第20回IBC(情報ビジネスクラブ)で講演し、海外投資・進出の秘訣と、20年後、30年後を見据えた企業永続のための戦略を語った。

講演するエヌビーエス(株)の石橋一海社長 石橋社長は、シンガポールに現地法人を設立した理由について、「今の日本経済・社会情勢は、国内にいては企業の10年先は見えるが、20年後、30年後は見えない」として、会社が生き残るためには、中小企業こそ海外生産、海外市場に踏み出す必要があったと述べた。
 石橋社長は、自社の若い社員に、1年間ワーキングホリデーを利用して海外で働くことを積極的に勧めている。そのメリットとして、「英会話力がつく、人生観が変わり、世界の中の日本を見るようになる、モチベーションが上がる」の3点を挙げ、中小企業が若い人を育てるために従業員を海外に出す意義を強調した。
 同時に、海外に出るとともに、国内市場の縮小への対応策も必要だと指摘。さらに、ODA(政府開発援助)の実例を挙げながら、利権政治をやめることが国内経済にとっても、日本企業の海外事業の成功にとっても大事だと力を込めた。
 ASEAN(東南アジア諸国連合)各国について、「シンガポールは金融都市から今の重点はバイオに変わってきている」「シンガポールでは、日本の進出が一番遅いと言われた。次の投資先はミャンマー、カンボジア、ラオスに移っている」など、現地の経済環境や投資事情を解説した。

 講演会では、(株)データ・マックスの児玉直代表が挨拶し、日本の金持ちが海外に資産移転している状況やASEAN諸国視察の経験に触れながら、中小企業、経営者にとってのASEANの位置づけと魅力を語った。

 講演の後、懇親会が開かれ、参加した経営者らと石橋社長が海外進出や投資、現地事情について活発な質疑を交わした。

ASEAN進出・投資について活発に意見交換した第20回IBC=3月27日、福岡市

【山本 弘之】


※記事へのご意見はこちら

経済一覧
経済
2014年3月31日 14:11
経済
2014年3月24日 10:52
経済
2014年3月18日 07:00
経済
2014年3月17日 15:13
最新金融情報
2014年2月24日 07:00
経済
2014年2月12日 10:57
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
流通メルマガ
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル