<小倉中心部のまちあるき-5->
2013年10月5・6日に北九州市小倉北区の北九州国際会議場で開催された「第3回日本まちあるきフォーラムIN北九州」での第1分科会は、「都市型まち歩きが目指すものは?北九州タウンツーリズムの活動内容の紹介(ミニレクチャー)と、北九州市の中心市街地である小倉駅周辺の商店街を活かしたまち歩きを体験します」との触れ込みで開始されました。
ここで嬉しいお知らせがあります。前回紹介しました北九州市小倉北区魚町銀天街の「メルカート3番街」「ポポラート3番街」および、サンリオ小倉ビルにおける輸入食品店誘致の成功等が評価されて、魚町商店街振興組合が、この3月3日付で経済産業省から「がんばる商店街30選」に選定された、との報せが届きました。関係方面の努力の賜物だと思います。継続して、さらに革新的な試みを行なってほしいものです。
さて、北九州タウンツーリズムによる小倉のまち歩きの続報です。
上記「メルカート3番街」を後にして、次はお馴染みの旦過市場です。北九州を代表する「市場」です。生鮮食品の集積は誇るべきものがあります。まさに、「北九州の台所」です。この市場の特徴は、一般消費者の利用が多いことです。ちなみに、福岡市の柳橋連合市場は、業務用利用が多くを占めると聞いています。これに対して旦過市場は、北九州市民はもちろん、県外、海外、韓国・中国の観光客が訪れています。
旦過市場には庶民的価格の生鮮食品、加工品がたくさん販売されています。旦過市場は、庶民に支持される生鮮市場なのです。
一方、今、この市場の近辺が若者に人気のスポットになっています。新旦過と言われる一帯です。洒落た飲み屋さん、イタリアンの店などが市場に隣接してたくさんあります。今回は、お昼でしたので、外から見るだけで通過です。
次に向かったのが、小倉名物かまぼこカナッペが名物の店、大正9年創業の小倉かまぼこです。カナッペは、1個125円。最高級の魚のすり身に野菜を入れパンで包んだ商品で、昭和34年から製造しているそうです。参加の皆さん、揚げたての熱々を食べておられました。こういうことができるのがまち歩きの醍醐味ですね。
(株)地域マーケティング研究所
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和歌山大学産学連携・研究支援センター客員教授、観光学部フェロー
西日本工業大学デザイン学部非常勤講師
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