学校法人福岡工業大学(福岡市東区、下村輝夫学長)は4月2日、2014年度の大学院・大学・短期大学部合同入学式を、同校内のFITアリーナで開催した。総数1,375名の新入生が気持ちを新たに学び舎に集った。
学長式辞では下村輝夫学長が、同学の歴史、数々の評価、実績等を挙げ、教育・研究の環境は十分に整えていることを伝えた上で、今後肝要なのは各々の持続力であること、若さの才能に驕れることなく努力を続けることの大切さを示した。
下村学長は、「今ほど自分の頭で考えることが必要とされている時代はありません」と述べ、考えることによって形成される知的で倫理観のある人格が今後を生きる財産となるとし、我が国の次代を担う人材として新入学生たちが育つことへの期待を伝えた。
式典では、入学生を代表し、大学院工学研究科修士課程、生命環境科学専攻の永田翔太さん、大学情報工学部システムマネジメント学科の森孝佑さん、短大情報メディア学科の諸藤悠菜さんがそれぞれ宣誓した。
その後、在学生の大学工学部電気工学科3年の柿原諒さんが、「在学生一堂は入学式という節目にあたり、新入生より新たな息吹をいただき意識を高める機会と位置づけ、日々の収穫をより中味の濃いものにしていきます」と歓迎の辞を述べ、国際化や世界の進化に対応すべく志を高く持ち、共に歩もうと呼びかけた。
式典は、同大学吹奏楽部による校歌や式典曲の演奏に彩られ、粛々と幕を閉じた。
閉式後は、初対面の入学生同士が大学構内の桜の木の下で写真撮影をしたり、新たなクラスメートとして挨拶を交し合う姿などが見られた。
入学生の内訳は、大学院の博士後期課程2名、修士課程72名、大学1,100名、短大201名。
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