山口フィナンシャルグループ(FG)(本社:山口県下関市、福田浩一社長)は、傘下の山口銀行、北九州銀行、もみじ銀行の各組合から「毎月の給与を平均1%引き上げる」ベースアップの要請に対し、10日までに応じる旨を回答したことが明らかになった。
各組合は6月に開催される組合大会で承認を得た上で応諾することにしている。山口銀行、もみじ銀行のベアは17年ぶりで、実施は7月からとなる。
大手銀行では、暴力団等への融資で金融当局の厳しい監督下にあるみずほ銀行が、先月13日、メガバンクでは、初めて19年ぶりに労組が要求する0.5%のベアとボーナス5%の増額を「満額回答」で受け入れる方針を表明。三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行も月末までに労組の要求を受け入れている。
金融業界では大手銀行や、NISAの恩恵を受けて業績が急回復している証券業界が、ベア実施に前向きな姿勢を示しているが、一方、地方銀行や信用金庫などの金融機関は、人口減少による地域経済の衰退など経営環境の悪化を理由に、ベア実施に慎重な姿勢を崩していない...(⇒つづきを読む)
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