JR九州はMJRのシリーズ名で平成元年からマンション事業を展開し、これまでに4,400戸もの販売を行なってきた。これは、九州でもトップクラスの実績だ。鉄道事業での収益は爆発的に増えるわけではない。ならば、それ以外で収益体制を築いていこうという、JR九州の強かさ、やる気には目を見張るものがある。JR九州の事業の柱の1つである不動産、とくにマンションについてレポートする。
<街を元気にする会社>
「JR九州は何の会社だろうか?」。こう問われたら間違いなく「旅客鉄道業」「電車の会社」と答えると思う。そのこと自体に間違いはない。九州を縦横に走る九州最大の鉄道会社だからだ。国鉄の分割民営化にともない発足したという歴史が、その名声を高めている。
だが、その実際の内容はどうなのかというと、鉄道業としてはJR九州として生まれたときから厳しい状況が続いているのだ。さまざまな策を講じて地域の活性化をさせ、それによって付加価値を高めてフィードバックさせる仕組みづくりは、他の旅客鉄道会社の追随を許さないほど数多くの工夫がなされている...(⇒つづきを読む)
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