2000年のノリ大凶作でクローズアップされた有明海異変以来、「宝の海」を取り戻す「希望の光」は、これまでも何回か見えたことがあった。
農水省に調査対策のための第三者委員会が設置され、諫早湾閉め切りとの因果関係を明確にするため開門調査を提言、短期開門調査が実施された。しかし、中長期開門調査は反故にされた。工事差し止めを認めた佐賀地裁の仮処分決定は、福岡高裁で覆って、工事は再開され、ついに諫早湾干拓事業は完成した。
絶望とのはざまで、漁業者を支えたのは、「開門すれば、宝の海はよみがえる。海さえ元に戻れば、漁業で元の暮らしが営める」という信念だった...(⇒つづきを読む)
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