<成長が期待される不動産事業>
現在、JR九州は「つくる2016」と題された中期経営計画を実行している。そのコンセプトは「安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる!」である。それをどのように実行していくのか。
もちろん鉄道業は、丁寧に行なうということだろう。まず安全が挙げられているのは、そういった気持ちからだと読み取れる。ただし、鉄道業の伸長はそこまで期待されていないのだ。同中期経営計画によると、連結売上高で2011年の鉄道運輸収入1,400億円に対し、2016年の目標を「維持・向上」とし、具体的な数字を提示しないでいる。これは鉄道業の行く末を冷静に眺めた結果だろう。モータリゼーションが進み、都市の拡大、過疎化の進行など、人が鉄道で広域に動く必要性がより希薄になってきていることから、少なくとも「維持」、できれば「向上」という表現に至ったのだと思われる...(⇒つづきを読む)
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