知人名義のカードを使い、不正に現金を引き出した疑いで福岡・筑後市の夫婦が逮捕された。窃盗事件としては異例の大掛かりな捜査になった背景には、夫婦周辺に複数の行方不明者の情報があるからだ。
4月11日の逮捕後、連日捜査が進められており、マスコミや週刊誌などの記者も現地に張り付いているが、新たに核心を突いた情報が出てこず、「過去に破産していた」「行方不明者は5名程度」「容疑者の実家は理容店」など断片的なものばかり。ある記者は「警察が情報を抑えており全体像が見えてこない」と嘆く。当初は保険金殺人との憶測もあったが、それも判然としない。事件の全貌が見えてくるまでには、まだ時間を要しそうだ。
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