17日、武雄市は、文部科学省で記者会見を開き、官民一体の学校『武雄市花まる学園』(通称)を創設すると発表した。同市は今回、民間の学習塾「花まる学習会」と連携。今年5月中旬からは市立小学校の3年生以上を対象に、ビデオ予習型教育『スマイル学習』を導入するという。
「花まる学習会」は、(株)こうゆう(本社:埼玉県さいたま市)の高濱正伸代表が1993年4月に「花まる勉強会」として開始。幼児(年中児)から小学生までを対象として、「国語力」、「数理的思考力」、「野外の体験教室」を3本柱に、「魅力的な人、そしてメシが食える大人」を目指すことが指導方針。同社はほかに進学塾、算数オリンピック数理教室なども運営している。
武雄市が描く、官民一体型の学校は「公設公営でありながら、学習指導要領に準じた形」(武内小校長)で教育が行なわれるという。「学校の広範囲で連携できるところ」(同市教育長)として、今年3月末、「花まる学習塾」との連携が決定。当初は1校のみの導入だが、樋渡啓祐武雄市長は、「来年4月から、2~3校でスタートしたい」と語っている。
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