学習塾のノウハウを取り込んだ「官民一体型小学校」に取り組む武雄市は、実務担当者に切り札を投入する。「世界一行きたい小学校」実現に向け実務の指揮するのは、スマイル学習課課長に就任した古賀龍一郎氏。樋渡市長の秘書官として力を発揮し、フェイスブック導入などで大きな役割を果たした。いわゆる「TSUTAYA図書館」立ち上げに際しても、CCC増田宗昭社長へ樋渡市長が直談判した際に同行した、文字通り「右腕」。2012年4月、陸前高田市に出向し「奇跡の一本松」保存活動をけん引した。13年9月に武雄市に復帰、今回の発表に向けた準備を進めてきた。
古賀氏は「公立学校にもすばらしい先生がたくさんおられる。民間のノウハウと融合してメシが食える大人を育てます」と意気込む。樋渡市長が標榜する「スピードは最大の付加価値」を具現化してきた古賀氏が、今度は教育の現場で力を発揮する。
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