鹿児島の郷土料理「茶節(ちゃぶし)」用のかつおパックが密かに注目を集めている。販売元は薩摩いぶし龍。ふるさとの味を全国の方に知ってもらいたいとネット上での販売を開始した。
そもそも「茶節」とは、鹿児島県指宿市一帯を中心とした鹿児島県薩摩地方南部に伝わる郷土料理で、鰹節と味噌を入れたものにお茶(お湯の場合もある)を注いで作る味噌汁だ。簡単な調理法にもかかわらず、鰹節と味噌汁の相性は抜群で美味しく、しかもどちらも栄養価が高い食材である。早い・美味しい・健康的と3拍子揃った優れ物で、昔から家庭の味として親しまれてきた。
茶節における鰹節は、歴とした具であり主役だ。主役へのこだわりは、本商品の鰹節の量と分厚さからもうかがえる。一般的なかつおパックの内容量は2~6g。それに対し、本商品は約20g。そこには、本場の鰹節を贅沢に使い茶節の良さを知ってほしいとの強い想いがある。また、本商品は本場・枕崎産の非常に分厚い荒削り節を使用している。鰹節はその分厚さに応じて硬くなるのが一般的だが、枕崎産の鰹節は水分を豊富に含んでいるため、分厚いにもかかわらずとても柔らかい。
実際に食べてみると、その濃厚な風味に驚く。鰹節は肉厚で歯ごたえが良く、噛めば噛むほど甘みが増す。鰹節だけでも楽しめるのかもしれないが、味噌はまろやかな、お茶はさっぱりとした味わいを加え、茶節の味に深みを足してくれる。ネギや生姜などの薬味を加え、自分好みの茶節を作ることも可能だ。さらに、鰹節を残しさえすればお茶を注いで2度3度と楽しめるというところも魅力の1つだろう。
味噌汁の具として食べても良い、茶節の後に余らせた鰹節にマヨネーズをかけて食べるのも良い、山芋やとろろとかき混ぜて丼ものにしても良い。作り方のシンプルさと鰹節の素材の良さゆえにトッピングも調理法も自在だ。ぜひ一度、本物の鰹節にこだわった逸品をご賞味していただきたい。
■薩摩いぶし龍
住 所:愛知県名古屋市西区笠取町3-78-1ウインズ浄心A-21
TEL:080-4849-3769
メール:ibuibu3769@yahoo.co.jp
URL:http://ibushi.flips.jp/
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