いよいよ11月の福岡市市長選を巡って水面下で動きが活発になってきた。現高島宗一郎市長の相談役・アドバイザーが、ヘルスケア(健食)業界のA経営者であることは、周知のことである。
高島市長はあらゆる相談をこのA氏にするようだ。的確な助言をもらい、落ち込んでいた高島市長は元気を取り戻したことが幾多とあったという。だからあまり人の指示を受けない同市長も、A氏には忠誠心を強力に表現している。
この熱烈関係を嫉妬する勢力が同業者に存在している。ヘルスケア業界の成り上がり組には、「金を握れば何でもできる。世の中は自分で回る」という自意識の塊を抱いている輩も多い。
今回の市長選に立候補が予想されるB氏は、あちこちに集まりにこまめに回っている。「鼻柱の強いB氏がよくこういう中小・零細企業の勉強会にも回ってくるものだ」と感心されるほど努力している。
B氏が強気でいられるその後ろ楯を探ると、A氏にライバル意識を抱く同業経営者の存在が判明した。この人の本音は「B市長を誕生させて俺が市政のフィクサー役を買ってでよう」というものなのである。
「アイツだけには良い顔をさせてたまるもんか!!」という同業者の強い対抗意識は外部の人間には理解不能だ。どうであれ福岡市政のフィクサー役をめぐって、ヘルスケア関係者が争いを演じるとは、それだけ業界のレベルがアップしたという証しなのである。
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