27日午後8時25分頃、東京・多摩地区(八王子市、町田市、多摩市など)で一時約30万軒の広い範囲で停電が起こった。
写真は信号が止まってしまった様子。付近の住民も外に確認しに出てきており、「信号が止まっている」「暗くて怖い」といった声が聞こえていた。また、ネット上にはJR八王子駅前など各所から一般市民による画像が投稿されていた。
午後9時半頃、東京電力および市により「広い範囲で停電が発生しました。原因は調査中です」という異例の広域放送があった。大部分の電気は10分ほどで回復したものの、同時刻は八王子市で約2万4,600世帯、日野市で約1万100世帯、合計約3万4,700世帯が停電したままだった。この日は、市民の間に不安が広がる一夜となった。
その後、東京電力は原因についてホームページ上で発表。南多摩変電所内(所在地:八王子市石川町、受電電圧:275kV)における、電気の流れを切り替える「開閉器」の設備トラブルによるものとしている。
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