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第4回エステGP、未来への挑戦(中) 
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2014年4月28日 17:03

 4月22日、23日、一般社団法人エステティック・グランプリ(東京都八王子市、榎戸淳一理事長)は「第4回エステティックグランプリ(以下、エスグラ)」を神奈川県横浜市で開催。22日は全国の支部代表の7サロンによる「フェイシャル技術部門」のセミファイナルが行なわれ、選ばれた3サロンが23日に行なわれたグランドファイナルでグランプリの座を求めて施術を披露しあった。また23日は、事前に審査が行なわれた「モデルサロンプレゼンテーション部門」の最終選考3サロンのグランプリ決定も行なわれた。

<フェイシャル技術部門の優勝者は安定した実力派>
表彰を受ける美vaceの舟津さん.JPG フェイシャル技術部門の最終選考者は「vie nature長良店」(岐阜県)の福山奈々さん。「スパ・ヴィサージュ」(北海道)の影浦一美さん、「美vace」(東京都)の舟津真里さん。この3者が、それぞれのサロンで得意とするフェイシャルトリートメントを披露した。施術はステージ上で行なわれ、大型モニターに細部が映し出され、会場に紹介される。モニターではそれぞれの施術の特長のほか、施術によってリラックスしていくモデルの表情も確認できた。審査は、事前に提出された資料に基づく理論審査や技術審査と、グランプリの観客が「受けてみたい施術」に投票した結果を合わせて実施。その結果、グランプリは「美vace」の舟津さんが射止めた。

 舟津さんが行なった「美Zen筋骨トリートメント」は骨格筋のなかの表情筋や咀嚼筋などを緩めて骨格を整え、筋肉をベストな位置につけるという、体の深部に働きかけるもの。モニター上ではわからない細やかな技術も、この1年間で3回行なわれた覆面審査で連続3回200点満点中200点を獲得したという結果で質の高さが実証されている。舟津さんは「自分への挑戦がきっかけでエスグラにエントリーしたが、取り組んでいるうちに、気づき、学びをたくさん感じることができた」と、学ぶ過程を大事にするエスグラの方針に感謝を示し、これからも結果を重視するトリートメントを大事にしていくと喜びを語った。

施術の様子が大型モニターで紹介される.JPG

<モデルサロンは「母と子の幸せ」がテーマ>
 「モデルサロンプレゼンテーション部門」は覆面審査で顧客満足度ランキングの上位に入った20サロンに「未来」をテーマにしてサロンをプレゼンする機会を与え、選考を行なった結果、3社が選ばれた。その3社とは、「ANGELUX長野店」(長野県)、「イマージュ金沢西店」(石川県)、「レアルステイト金沢店」(石川県)の3サロン。23日、ステージ上で観衆を目の前にしてプレゼンを再現。最終選考は、来場者の投票によってのみ行なわれた。

優勝が決まった瞬間のイマージュの皆さん.JPG 優勝したのは「『素敵なお母さんづくり』で日本のエステを、そして日本の未来を変える」という理念を掲げる「イマージュ金沢西店」。同サロンでは、お客さまに素敵なお母さんづくりを提案するのであれば、エステティシャン自身が心を磨く必要があると、未婚者から既婚者まで、日々、夢や目標を持ち研鑽している。
 夫の会社が倒産し4人の子どもを抱え同サロンに就職したというスタッフは、倒産直後、「お母さん、全然笑ってない」と言われたことが一番心に堪えたという。スタッフとなってからは不妊治療を行なう女性を担当。出産育児経験を踏まえたきめ細やかなカウンセリングを行なった。その女性から妊娠したという報告を受けたときの喜びが「人生は想像もしないことが現実に起こり得る。しかし困難から逃げずに立ち向かうことはできる」という自信を生んだ。そして「心の強さを身につけ、目の前の仕事、お客さま、家族に全力を尽くす。このような人生の積み重ねこそが、素敵なお母さんになるための実践なのだ」という信念を語るまでになった。笑顔も戻り、子どもたちも喜んだ。「お母さんが明るければ子どもも明るい」とスタッフを牽引する鈴木社長の存在は、スタッフのプレゼンのなかにしっかりと感じられ、同テーマに向かって一致団結していることが伝わってきた。

各ブロックを代表して参加した皆さん.JPG

<看病よりも"美"のプロデュースを>
 施術はエステティックという職業の魅力を、言葉を使わずして表現、プレゼンテーションは同職業を介して成長していく人々の心を、言葉を用いて伝えた。グランプリでは一般公募によるエステティシャンの体験談「エステ感動物語コンテスト」受賞者、「Tempat-Tenang」のMi-koさんのスピーチも紹介された。

 受賞作エッセイのタイトルは「看病ではなく美のプロデュース」。本文のなかで、Mi-koさんは自身のことを「ホスピタリティセラピスト」と呼ぶ。「私がホスピタリティセラピストになったのは、2000年5月14日に逝った母の遺言がきっかけです」で始まる同エッセイは、幼い頃から重病の兄を看病する母の背中を見ながら育った筆者が、病院や介護施設で緩和ケアやリハビリを習得しエステティシャンになるまでの道筋と、ガンに罹った母への看病記録によって構成されている。スピーチでMi-koさんは、「ガンで余命3カ月と言われた母が手術後望んだのは、看病ではなく"美"だった」と告白。父や兄の前で、常に可愛らしく美しい女性であることを望み、生きる希望を見出した母を、Mi-koさんはプロのエステティックで「美のプロデュース」を施し、支えた。そして母は「お母さんからのお願いです。学んだケア技術で、その優しさと笑顔と癒しの力を使って、多くの人の人助けとなる仕事をしてほしい」「人の表面だけを綺麗にするだけではなく、心から笑顔になれるように、人の痛みや悩みがわかるエステティシャンになってほしい」と言い残して世を去った。

(つづく)
【黒岩 理恵子】

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