今年100周年を迎えた宝塚歌劇団による「宝塚歌劇月組公演」が、7月12日から8月4日まで、博多座で行なわれる。月組が100周年式典で披露した舞台を博多座ならではの演出で上演する。今回の見どころは、日本物のショー、ミュージカル、洋物レビューという和洋合わせての演目を3本立てで上演するところ。博多座での3本立て公演は初めて。
主演を務めるのは、月組トップコンビの龍真咲さんと愛希れいかさん。宝塚について、舞台について、しっかりとした視点を持つ男役の龍さんと、初々しい可憐な雰囲気を持つ娘役の愛希さんのコンビには、100周年という祝賀の舞台を飾るに相応しいフレッシュな魅力がある。
今回、初めて宝塚歌劇を観てみようと考えている人たちに対して龍さんは、「ようこそ宝塚へ! この記念すべき年に宝塚の醍醐味を一気に味わえる舞台です。観るなら今しかありません。女性がどれだけエネルギーを持っているかを、存分に楽しんでいただきたい」、愛希さんは、「とにかく華やかな舞台です。この華やかさをできるだけ多くの方々にお届けしたい」(愛希さん)とそれぞれ同公演の魅力を熱く語った。
<各演目についての概要と演出家のコメント>
「日本絵草紙宝塚をどり」(作・演出:植田紳爾氏)
祝典舞踊、伝統芸能の原点でもある日本の民謡、100年にちなんで百花の王、牡丹や、百獣の王、獅子などを題材に構成された日本物レビュー。「これぞ宝塚と自信を持って言えるこの公演をぜひ、多くの皆さんに楽しんでいただきたい」(植田氏)。
「プチ・ミュージカル・プレイ 明日への指針~センチュリー号の航海日誌~」(作・演出 石田昌也氏)
1900年代初頭の禁酒法時代、ロンドンからニューヨークへ向かう貨客船「センチュリー号」を舞台に、小説家志望の船の通信士と、若き人妻を中心に繰り広げられる祝祭劇。「お芝居とショーなどの3本立ては博多座では始めて。フレッシュな魅力の2人の芝居を楽しんでもらいたい」(石田氏)。
「グランド・レビュー TAKARAZUKA 花詩集100!!」(作・演出 藤井大介氏)
レビューの王様と言われた演出家、白井鐵造氏が1933年に発表した「花詩集」。現代の宝塚歌劇のレビュー、ショーの礎となった記念作を100周年に向けてリメイクした。「とても華やかな作品になったと思う。本来120名で演じるものを40人で行なう。人数の差をどう工夫するかが見どころのひとつ」(藤井氏)。
伝統に新しい演出を加え、未来に挑戦する意欲作が揃う。
前売りチケットは5月17日(土)午前10時より電話予約・インターネット販売にて開始する。(劇場販売は18日より)
<日 時>
7月12日(土)~8月4日(月)
昼の部:午前11時~午後2時05分
夜の部:午後3時30分~午後6時35分
※火曜日は上映なし。
7月12日、18日、8月1日、4日は、時間帯に変更あり
(詳細は劇場へお問い合わせください)
<場 所>
博多座
(福岡市博多区下川端2-1)
<観劇料(税込)>
A席/8,800円、特B席/7,800円、B席/6,200円、C席/4,000円
<お問い合わせ先>
博多座電話予約センター
TEL:092-263-5555
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