ふくおかFG傘下の福岡銀行、熊本銀行、親和銀行3行のトップが一斉に交代する。
4月1日付で、熊本銀行の新頭取に竹下英氏、親和銀行の新頭取に吉澤俊介氏がすでに就任しており、福岡銀行も6月27日(金)の株主総会後に、谷正明頭取からバトンタッチを受ける柴戸隆成新頭取(兼福岡FG社長)が誕生し、新体制が正式にスタートすることになる。
一方、西日本シティ銀行も6月27日に株主総会を予定しており、久保田勇夫頭取の後を受けて谷川浩道新頭取体制スタートがする。三代続けて大蔵省出身者がトップに君臨し、福岡銀行と覇を競うことになる。また長崎県を二分する勢力である十八銀行も、親和銀行の頭取交代に合わせるかのように宮脇雅俊新頭取が誕生することになった。
佐賀共栄銀行は10年間代表取締役頭取であった山本孝之氏が退任し、同じ大蔵省出身の二宮洋二氏が5月12日付で顧問に就任し、6月27日の株主総会後に新頭取に選出される予定になっている。二宮氏の頭取就任は、同じ大蔵省出身である谷川西日本シティ銀行頭取と提携をするための伏線ではないかとの見方が強まっている。
ふくおかFG社長(兼福岡銀行頭取)の柴戸隆成氏と西日本シティ銀行の頭取となる谷川浩道氏は、共に修猷館高校の同級生であり、OBを含め福岡経済界を二分することになりそうだ。
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