<後継者、No.2の育成の強化>
業種・業界、企業規模問わず、数々の個人と組織の目標達成と成功に導く実績を上げる同社。最近は、企業の幹部教育(役員、管理職)についての相談が増加傾向にある。大多数の会社は、役職や肩書はあるが経営管理ができていない。管理職が企業の成長を阻害している。実務能力とマネジメント能力は別物である。とくに現況は、企業の後継者とNo.2の育成に対する活動を強化している。
「今後事業承継に関しては、現在、企業において最大の課題になってきております。とくにオーナー企業は20~30歳代の次世代の人材へのバトンタッチの準備が必要です。事業承継においては、さまざまなパターン(血縁者への承継、社内候補者育成・採用、M&A)が想定されますが、私たちは現代表の血縁者や社内における候補者育成というなかでの承継にスポットを当てております。その後継者の育成と同時に、その後継者候補を支えるNo.2や幹部候補の育成も実施しております。現代表が経営している時代(親が経営者の時代)は社会の背景が良好であったのでうまくいっていたことも、後継者の時代(息子、娘などが跡取り)になったときには、その通りには進まず、相応の知恵や研鑽が必要となってきます。企業は常に進化していくことが大切です。そのクライアントの状況に応じた各種のプログラム(自己改革、目標設定、モティベーション、時間管理、コミュニケーション力、周囲への影響、生産性向上、セールズ〈営業〉、リーダーシップ、マネジメント)を弊社では準備し、採用していただいております。その仕組みや考えを現代表が行なう─プレーイングマネジャーから経営者への変革が必要です。また、その企業の扱う業種の商品やサービスという『仕事』と経営のマネジメントとは分けて検証する必要があります。要するに、組織化してマネジメントを実践して全体を見る目を養っていくことを、私たちがクライアントの企業さまのお手伝いをさせていただくのです。そして後継者の時代に即した企業に進化するための社内教育を同時に実施させていただいております。とくに中小企業は社内の人間関係が複雑です。社内で本音を話しづらい、年下の幹部が年上の部下に意見を言いづらいなどという事象です。現代表の血縁者が後継者になったとき、古参幹部・社員が後継者に対して不平が出るなどもそうです。それらを内部で課題解決ができればベストなのですが、内々ではそう簡単に行かないこともあるでしょう。『組織』とは『機能』です。企業を牽引していく人材は、役割を果たせる人物であることです。決意と覚悟とも言いましょうか。それは、年功序列ではありません。役割を果たせるとは、経営におけるマネジメントができる方です。その責務を遂行できることです。マネジメントとは人を通じて成果を上げることです」(三浦代表)。
最近の同社の例としては、家内的経営の事業形態から、一企業としての事業へ変革させたことが挙げられる。これまでは、現代表1人の力量で売上や業績を積み上げてきたなか、『人を通じて成果を上げる』プログラムを代表や後継者候補、また社員教育にも活用し、実践してもらうことで、企業体質が変革し成果へとつながっているという。この企業体質の活性化は、新入社員を含めた社員の定着率が大幅に改善する効果もある。社員定着率の向上・改善は、企業内の風通しが良くなり、1人ひとりのモティベーションと生産性が上がり、業績が上昇傾向となり社員やスタッフ、経営者ともども成長し発展し続けるようになる。
三浦代表は、「経営者はミッションステートメント『使命・哲学・信念』を明確にすること。これが原点です」と明言する。今後、一層厳しくなると予想される社会情勢のなか、個人と組織のそれぞれの成功と幸せを導く三浦代表と同社は、各企業にとって不可欠になり、さらに出番が増え続けるであろう。
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<COMPANY INFORMATION>
代 表:三浦 寿
所在地:福岡市中央区舞鶴3-1-15 福岡DKビル2F
設 立:2005年9月
資本金:1,000万円
TEL:092-717-3115
URL:http://www.ama-f.co.jp/
<PROFILE>
三浦 寿(みうら・ひさし)
1965年12月、福岡県浮羽町(現・うきは市)生まれ。米・テキサス州ウエイコに本部を置く世界最大のモティベーション開発研究所「SMI」の公認エージェンシーにて、モティベーターとして入社。世界3,000社のなかで最高の名誉であるセールズ・マネージャー世界大賞を受賞したほか、個人売上世界一を3年連続で受賞という偉業を達成した。社内塾、セミナー、講演を開催し、受講者数は延べ1万人を超える。外資系営業会社や中小企業等の社内塾アドバイザーとして全国で活躍中しており、とくに後継者やNo.2の育成、社内生産性向上力における手腕は、高い信頼と評価を受けている。
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