手かざし商法に厳しい判決が下った。福岡地裁は先月29日、福岡市篠栗町に本社を置く「アースハート」の元社長・野中邦子被告(66)に懲役2年((求刑・懲役3年6月)、前社長の前田賢治被告(60)に懲役1年8月(求刑・懲役2年6月)、元役員の古家みさを被告(50)に同1年4月(同・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。法人としての同社には罰金1億5,000万円(同・罰金2億6,000万円)が課せられた。
アースハートは、ハンドパワーで病気を治すなどと称し、セミナーを開催。集めたカネのうち約27億円の所得を隠し、約8億6,000万円の法人税を脱税した疑いで起訴されていた。アースハート側は判決に不服として即日控訴している。
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