福岡と台湾との経済発展を促進する「福岡台湾商工会議所」の新会長が就任し、5日、福岡市内で就任式が開かれた。
「福岡台湾商工会議所」は福岡県と山口県在住の台湾華僑で主に構成され、会長が、これまで務めてきた翁健一氏から、頼玉汝氏に引き継がれた。頼氏は、福岡市内の貿易会社の社長で、天然石、雑貨の貿易と卸売、小売業を営み、福岡市内に天然石のショップ5店舗を展開している。福岡と台湾は観光だけでなく、商業界での結びつきも親密になっており、先月末には「九州日台経済文化交流院」が発足、経済交流団を組織して台湾へ訪問させるほか、現地で観光誘致活動も行なう。
就任式には、西日本台湾学友会の海めぐみ会長や、中華航空・九州山口地区支店の曽煜屏支店長ら関係者約15人が参加。印章の引き継ぎなどを行なった。領事館にあたる台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長(総領事)が「日台交流はますます盛んになっている。今後も福岡・九州と台湾の経済発展の架け橋として頑張ってほしい」と挨拶、新会長に就任した頼玉汝氏は「福岡台湾商工会議所の発展に向け、精一杯、任務を果たしていきたい」と決意を述べた。
福岡台湾商工会議所では、今後も台北駐福岡経済文化弁事処と密な連携を取り、福岡などに住む台湾華僑の円滑なビジネス推進のためさまざまな活動を行ないたいとしている。
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