「朝からたくさん人がやってきて何事だろうと思っていました」と、事情を聞き驚きを隠せない近隣会社の社員。9日朝、(株)大津屋(本社:福岡県嘉穂郡桂川町、田島宏康社長)が事業停止しているという一報を受け、弊社取材班が現地に向かったところ、門は固く閉ざされ、門に警告の張り紙があるのみで、敷地内に人影は見当らず車両等も既になかった。同社の代表取締役が同じく代表取締役を務める酒類販売店(福岡県飯塚市)にも足を運んだが、シャッターが閉まっていた。
2006年8月、福岡市で「海の中道大橋飲酒運転事故」発生し、飲酒運転は厳罰化された。近年、酒類の需要は減少傾向にあり、若者のアルコール離れが進んでおり、酒類販売を行なう小売店や酒類を扱う飲食店は苦戦を強いられている。このようななかで、小売店や飲食店向けの地場酒類卸であった同社が厳しい状況にあったことは想像に難くない。
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