福岡県ではことし4月から「重粒子線利用利子補給制度」を開始している。同制度は、「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)」の重粒子線治療に係る費用の融資を金融機関から受けた患者本人やその家族などに対して、利子の一部を助成するもの。公的医療保険の適用がないがん先進医療を受ける患者の経済的な負担を軽減し、県民のがん治療の選択肢が広がることを目的とする。
対象者は、「九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)」で先進医療である重粒子線治療を受け、治療費の支払いのために金融機関から借入を行なった患者本人、またはその家族など(3親等以内の親族、または同一世帯に属する人)。
ただし、患者本人は、治療開始時点において、県内に1年以上在住している方であり、申請者世帯全員の課税総所得金額が 600万円以下の世帯に属する人とする。
対象借入金は、重粒子線治療に係る費用に充てるため金融機関から融資を受けた借入金で、314万円(重粒子線治療技術料)を限度とする。
対象利子は、年利率6%以内(保証料を含む)。対象期間は、84カ月以内。
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・九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)
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