業務用椅子・テーブルの製造販売を中心に手掛ける(株)アダル(本社:福岡市博多区、武野龍代表)の、2014年3月期決算が判明した。
売上高は53億7,461万円で、対前年比13.9%の増加。経常利益も1億8,391万円と、対前年比7.6%の増加となり、増収増益を果たした。
昨年度は円安による原価高騰といった悪要因がありながらも、「あべのハルカス」に代表される全国各地の大規模開発が業界需要を創出。同社としても、飲食・宿泊施設・老健施設オーナーに向けた施主直接営業が奏功し、業績を伸ばした。
地区別では、関東地区の伸びが著しく、同地区の売上高は対前年比で18.8%増加。業種別では、主力の飲食店向けが堅調に伸びたほか、ホテルや物販店向けが軒並み大きな伸びを示した。
今年4月の新社長就任を終え、新たな船出を迎えたアダル。業務用椅子のトップブランドとして、今後の活躍が期待される。
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