ソラシドエアのブランドで宮崎を拠点にするスカイネットアジア航空(本社:宮崎市、高橋洋代表)は、第17回株式総会の招集を通知した。株主総会は6月24日、宮崎市内のホテルで開催される。
2014年3月期決算では、売上高(営業収入)は349億3,700万円(前年度比13.9%増)、営業利益15億6,800万円(同19.3%減)の増収減益。営業利益率は4.4%だった。経常利益は同26.7%減の13億5,000万円。純利益も同93.5%減の7,100万円となったが、7期連続黒字を達成した。減益の背景には、事業拡大と航空機燃料費の増加による事業費増加、航空機材の早期返却による特別損失11億7,500万円計上があった。
今期は、航空機材の新型機(ボーイング737-800型機)導入を進めながら、羽田-熊本、鹿児島、大分の各路線を1往復ずつ増便、神戸-那覇線を開設。「空から笑顔の種をまく」というソラシドブランドの浸透を図った。有償旅客数は、増便の効果により、新規開設を除く全路線で増加したものの、全体で15.7増にとどまり、搭乗率は65.1%と微減した。
15年3月期の業績見通しは、売上高を14年3月期比2.5%増の358億円、営業利益を2.0%増の16億円、営業利益率4.6%、純利益を40.8%増の1億円としている。
同社は、対処すべき課題として、安全運航の堅持、新型機への更新による就航率や快適性の向上、女性のお客様から支持されるサービスの追求、コスト競争力向上などを挙げている。
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