<福岡のマンション業界を牽引する>
地場マンションデベロッパーとしてトップクラスの地位を築き、地域の住宅政策に貢献する(株)コーセーアールイー。同社は、1992年8月の設立時よりマンション分譲に取り組み、93年5月に同社ブランドの『ラフォーレ』シリーズの第1号を東区箱崎にて発売した。その後は『ラフォーレ』と『グランフォーレ』シリーズのファミリー型マンション、そして資産運用マンションの販売を手がけ、同社の企業理念である『理想の住まいへ飽くなき挑戦』を念頭に、顧客満足度の向上へ徹底的に全社一丸で取り組んでいる。その全社一丸の取り組みは、同社の企画販売力に反映している。
その例として、2010年の不況下での『グランフォーレ百道』(25戸、11年1月完成)の即完売や、12年4月の『グランフォーレ南福岡』(44戸、12年11月完成)の7週間での完売など、同社の立地計画から商品企画、スタッフ1人ひとりのきめ細かな顧客対応により、常に安定した営業力を発揮し続けている。
さらにソフト・ハード両面の品質とサービスのブラッシュアップへの企画・開発、そして実践を重ね、福岡都市圏をはじめ、東京都、神奈川県、広島県、大分県、熊本県に営業エリアを持ち、環境共生型のエコロジーマンションの開発など、高品質・高付加価値のマンションを提供し続けている。
一方で、マンション分譲事業にとどまらず、不動産賃貸管理・仲介およびコンサルティング業への強化も着実に進行。管理物件の取得においても、順調に推移している。商用および住居用の賃貸ビルの取得、建物管理事業を行なうことを目的としたM&Aの実施など、多様化する顧客の趣向に対して真摯に向き合い、カタチにした事業展開を行なっている。
07年8月には福岡証券取引所に、12年4月には東証JASDAQ(スタンダード)市場に上場を果たした。12年8月には設立20周年を迎え、地元経済活性化へのさらなる貢献とともに「30周年(2022年)には100億円の売上高、東証一部上場」という新たな目標を掲げている。分譲マンション事業者のイメージが強い同社だが、そのイメージからより進化し、総合不動産業としての事業構築を確実に進行させてきている。
(つづく)
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<COMPANY INFORMATION>
代 表:諸藤 敏一
所在地:福岡市中央区赤坂1-15-30
設 立:1992年8月
資本金:3億3,800万円
売上高:(14/1連結)55億4,300万円
TEL:092-722-6677
URL:http://www.kose-re.jp/
<PRESIDENT PROFILE>
諸藤 敏一(もろふじ・としかず)
1955年6月、福岡市生まれ。九州共立大学経済学部卒業。(株)すまい取締役を経て、92年9月(株)コーセー(現・(株)コーセーアールイー)を設立。2010年4月に(一社)九州住宅建設産業協会(九住協)の理事長に就任した。趣味は、ゴルフとマリンスポーツ。
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