九州商工会議所女性会連合会(会長=西川ともゑ・福岡商工会議所女性会会長・(株)大阪屋代表取締役)はこのほど、第46回九州商工会議所女性会連合会総会福岡大会を福岡市内で開催。九州各県の54女性会、616名が集った。
総会で西川ともゑ会長は、「女性経営者の連帯の輪を広げ、女性の視点から経済活動のみならず、広く地域社会に対しても貢献できるよう、『行動する女性会』として活動していきたい」と挨拶。
続いて、平成25年度事業報告(案)・収支決算(案)および監査報告、平成26年度事業計画(案)並びに収支予算(案)、大会宣言(案)、平成27年度総会開催地、平成26年度役員会開催地について協議し、すべて原案通り承認された。
記念講演会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が「今、日本が直面する内外の問題」と題し、講演。戦後69年の歩みのうえに立つ現在の日本の立ち位置を語り、「九州の女性として、日本人としての誇りや礼節、感謝の心を忘れず、大切にしながら今後の日本を支えていきましょう」と柔らかな口調で呼びかけ、参加者の共感を呼んだ。
行動する女性を目指す同会員にとって、常にジャーナリズムの先端に立ち活躍する櫻井氏の姿は大きな励みに。その櫻井氏が健康維持の秘訣として挙げたのが「朝の時間を大切にすることと、粗食を守ることが健康の秘訣」。誰もが心がけられる基本的な生活の大切さが、改めて認識されることとなった。
懇親会では、博多券番による華やかな演舞と、見上由紀氏とキタラフェアリーズによるハープの演奏が行なわれた。最後に、東日本大震災支援ソングの「花は咲く」を全員で合唱。東日本大震災の復興を願い、今後も継続的な支援活動を行なうという思いを共有した。
九州商工会議所女性会連合会は、九州各地域にある商工会議所の女性を会員対象とし、例会、経営、経済、社会情勢、健康問題など幅広い分野をテーマとした研修・講演会や商業施設、各種イベントの視察・見学会を毎月例会として開催。会員相互の親睦と連携を密にして、女性経営者の社会的地位向上と商工業の振興を図ることを目的としている。
次回、第47回九州商工会議所女性会連合会総会は、鹿児島で開催される。
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