田辺三菱製薬(株)(本社:大阪市中央区、三津家正之代表)は、OTC医薬品として日本で初めて「過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome、以下IBS)の再発症状改善」の効用を取得した「セレキノン®S」(要指導医薬品)を、きょう(10日)から九州・沖縄地区の薬局・ドラッグストアで新発売した。購入前に、医師の診断、治療を受けIBSと診断された人だけに販売される。
IBSは腸に器質的な病変がないにもかかわらず、ストレスなどの原因により、腹痛や腹部不快感をともなう下痢や便秘などの便通異常を慢性的に繰り返す疾患。日本では成人の有病率が10~15%と言われているが、多くの人が病気と認識していないため受診率が低く、症状の繰り返しに悩むといわれている。
「セレキノン®S」は、同社が開発した「トリメブチンマレイン酸塩」を配合するOTC医薬品。腸の運動を調節することで、ストレスによって繰り返す下痢や便秘などの症状を改善する。購入時には、薬剤師によって情報提供をサポート。そのほか同薬ブランドサイトにて、適正使用のための情報発信を行う。
※記事へのご意見はこちら