国土交通省は5日、高齢者等居住安定化推進事業の提案の募集(2010年度第1回)の開始について発表した。
概要は、
(1)一般部門
1.住宅及び高齢者等の居住の安定の確保に資する施設の整備(新築、取得又は改修)
2.高齢者等の居住の安定確保に関する技術の検証
3.高齢者等の居住の安定確保に関する情報提供及び普及
(2)特定部門
1.生活支援サービス付高齢者専用賃貸住宅部門
2.ケア連携型バリアフリー改修体制整備部門
3.公的賃貸住宅団地地域福祉拠点化部門
(3)提出期間
2010年4月5日(月)~ 4月23日(金)※消印有効
当事業の意義は、高齢者、障害者及び子育て世帯(以下、高齢者等)の居住の安定確保を図るため、高齢者等が生活支援サービスの提供を受けられる賃貸住宅の整備に関する事業や、高齢者等の居住の安定確保に資する先導的な事業の提案を、国が公募し、先導性や普及性等に優れた提案に対して、予算の範囲内で、事業の実施に要する費用の一部を補助するものである。
選定は、学識経験者からなる高齢者等居住安定化推進事業評価委員会の評価結果を踏まえ、国土交通省が提案事業選定を実施。時期は6月頃の予定。
第2回目公募は、8月頃の予定である。
シルバー世代への市場開拓に対する前向きな施策をして有効活用できる公募であると言えよう。
【河原 清明】