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「住まい・まちづくり担い手事業」2010年度募集について

2010年4月 7日 11:46

 国土交通省は5日、住まい・まちづくり担い手事業の提案の募集の開始を発表した。
今回の公募の主旨は、持続可能なストック型の社会への転換、質の高い住宅を長期にわたり使用していくための市場環境、市街地環境の整備が求められている中、このような環境を創り出していくため、住宅の建設、維持管理、流通、まちづくり等についてのNPO法人、任意団体等の活動を促進することである。


<募集する提案事業の部門>

(1)すまい・一般部門
 ・住宅の流通、維持・管理等のための活動
 ・住環境の再生・整備・保全等のための活動
 ・その他の住まい・まちづくり活動(建設・生産、生活支援等)
 事例としては、住み替え・二地域居住等に関する空き家活用等の活動、超長期ローンや新たなファンドなどの金融システムのモデル構築、既存住宅の評価、流通などのビジネスモデルの構築、ニュータウン、住宅団地等の再生手法の開発、新たな権利形態での住宅供給システムの構築などが挙げられる。


(2)建築・まちなみ部門
 ・建築デザイン、まちの景観の向上、建築資産の活用等に関する活動
 ・建築協定等が結ばれた地域等における住環境の整備・保全のための活動
 事例としては、地域に根ざした建築景観の調査、・ルール等の作成や運用による地区のまちづくりの検討、地域資産を活用したプロジェクトの実施、建築協定区域の良好な環境形成に向けた活動、既成市街地における建築協定の締結に向けた検討などが挙げられる。


 応募期間は、2010年4月5日(月)~5月10日(月)(必着)。選定は6月末、応募団体に結果が通知される。
 選定を受けた対象団体への活動支援の金額は、原則1団体当たり100~300万円(活動費及び報告書作成費)。2011年3月末の精算となる。
 選定団体数は、100団体が予定されている。

【河原 清明】

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| 2010年4月 2日 13:27