北九州市にある住宅展示場のひとつは、都心に立地していることもあって、こじんまりとした住宅展示場だ。8棟の住宅が展示されているが、出展しているのは大手といわれるハウスメーカーを中心に7社となっている。そこには、地元企業は1社も入っていない。
「空きがないので、難しい」とされているものの、実際には半数以上の空きがあるのだ。関係者にぶつけてみると、「詳しいことは分かりません」ということだ。
実際に他の展示場に出展している住宅会社によると、「来場者に安心してもらうために、審査があります。その内容はわかりません。うちは出展を認められましたが、色々とあるようですよ」と語ってくれた。消費者は、大手も地場も関係なく、色々な企業の住宅を比べてみたいもの。空きスペースがあるのなら活性化の意味でも門戸を開放すべきではないだろうか。
【石崎】