今年で創業15周年を迎える、通信販売コンサルタントの(株)四方事務所(東京都練馬区TEL:03-3929-1870)。代表の白川博司氏は、これまでに約300社の新規参入事業を手がけるなど、豊富な実績を持っている。なかには健康食品メーカーや問屋へのコンサルも数多く含まれている。日進月歩で進化する通信販売業界で、会員レポートや現場ツアーを盛り込んだ実践的なサポートを展開する一方、出版・DVDの発刊に追われる日々を送っている。今年からはアジアへの進出も視野に入れ、顧客の商品をアジア市場へ送り出す計画だ。Net-IB「健康情報」では来月から、同氏による「ゼロからのスタート! 白川式通販ビジネス講座」を1年にわたり連載していく。分刻みで全国を駆け回る白川氏。繁忙の合間を縫って福岡に姿を現した同氏に話を聞いた。
◇新しい収益モデルとしての通販
私の職業は通信販売コンサルタントという位置づけですが、『通販は小売業の一部である』という信念を持ちつづけています。流通業における販促業の新規増客やリピート対策を通信販売の機能でやる、というのが本来の仕事でして、具体的には、新規参入しようとするクライアントのお手伝いをするという位置づけです。
もっと具体的に申し上げると、ゼロから携わる場合が多いため、一般の、たとえばお店屋さんや小売業さん、メーカーさん、問屋さんなど、いろいろモノを作られたり流通されたりしているところが直販事業を興したいというときに、お手伝いさせていただきます。
これは「仕組論」ですので、単に右から左に広告すれば売れるという話ではありません。また、売れたら売れたで売れっぱなしにするとだめなもので、それをフォローしなければならない。ある意味で、仕組化されたものを新しい会社の新しい収益モデルとして、定着させるというのが現実的な業務です。
立ち上げの際のお手伝いをするため、1社へのかかわりあいはだいたい平均して3年ぐらいになります。3年計画で事業計画を遂行し、黒字に転換させるという考え方でかかわってきました。
【文・構成:田代 宏】
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