清涼飲料水販売業の(株)タイガー(兵庫県神戸市、代表取締役:東誠)は1月29日、岐阜県産使用の茶を「静岡茶使用」と表示した偽装行為の疑いでJAS法違反に問われ、農林水産省から是正指示を受けた。また、製造業者の大東乳業(株)(岐阜県各務原市)にも岐阜県から同様の指示が出された。同行為は、近畿農政局が2009年12月15日から2010年1月25日までの間に行なった確認調査で明らかとなった。
企画・製造したのは大東乳業で、タイガーを表示責任者として販売する『静岡茶使用 お茶 煎茶 340g』について、使用された茶が岐阜県産(白川茶)であるにもかかわらず「静岡茶使用」と表示していた。
少なくとも08年11月から翌年10月末までのあいだに7万2,602本を一般消費者に販売したとされている。
さらに不適正な表示であることを承知しながらも、09年12月18日から翌年1月12日までに3,512本を販売していた。