健康食品の通信販売などを行なう(株)エス・エム・シー(山口県下関市、代表取締役:清原啓)は1月29日、袋詰精米に不適正な表示を行なっていたとして農林水産省から是正指示を受けた。
同社は袋詰精米『夢つくしあいがも米』および『ヒノヒカリあいがも米』について、未検査米を使用していたにもかかわらず、任意で表示したラベルに「夢つくし」、「ヒノヒカリ」と品種名を表示して販売していた。
不適正表示は2004年ごろから行なわれ、08年から09年9月までの間に一般消費者向けに販売していたとみられる。
同行為は、JAS規定に定められた「玄米及び精米品質表示基準第5条第3号」に、一括表示を行なわずに販売した行為は「同基準第3条第1項」の規定に違反する不適正表示。
同社は今後、販売するすべての食品について表示の点検を行ない、適正な表示に是正する必要がある。また、品質法事に関する責任の所在を明らかにするとともに、再発防止策を実施、全役員・従業員に対して品質表示制度に関する啓発および遵守の徹底を図らなければならない。