厚生労働省は5日、ミャンマー産ごまの種子およびその加工食品からイミダクロプリドを検出したとして、食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令を実施した。イミダクロプリドとは、害虫駆除農薬の一種で殺虫剤などにも使用されている。体重60kgの人が0.05ppm残留した生鮮ごまの種子を毎日約68kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはないとされている。
今回検査命令を受けたのは、伊藤忠商事(株)や兼松(株)が輸入する『生鮮ごまの種子』。厚労省は、輸入届出ごとの全ロットについて検査を義務付ける。