先ごろ、健康・栄養食品の拡販と情報提供、ならびに栄養士・管理栄養士の充実を目指して「日本を健康にする!」研究会(会長:矢澤 一良)が発足した。
会長の矢澤一良氏は、東京海洋大学大学院の教授で健康成分DHAの発見者として知られている。また、脳機能活性成分「ホスファチジルセリン」の国内普及にも努めてきた功労者だ。
同研究会では、2008年度に34兆円を突破した国民医療費の3割が調剤費であることを「健康管理の危機」と捉え、薬剤への依存率の高いわが国の健康意識を「クスリ」ではなく「食」からのアプローチにシフトしようとの試みを目指している。
また、08年度における栄養士・管理栄養士の累計が約100万人を超えた状況をにらみ、国策ではない民間からのサポート体制を必要としている国民の健康管理に対し、情報発信を行なうことで消費者のQOL向上の手助けを行なう。
理事の顔ぶれをみると、サプリメントに関する著作の多い名古屋文理大学の清水俊雄教授やサラシア研究で著名な京都薬科大学の吉川雅之教授、健康食品によるがん臨床の準備を進めている東京女子医科大学の大野智准教授ほか錚々たるメンバーが揃っている。
<問合せ先>
「日本を健康にする!」研究会
電話:03-5785-6811