8日に消費者庁は、「健康食品の表示に関する検討会」(素案)の今後のスケジュールを発表、同検討会の延長が決まった。
素案によれば、健食検討会は7月に行なわれる第11回まで延長。今後、「論点整理に向けた意見交換」(第7・8回)、「論点整理」(第9~11回)と行ない、8月に消費者委員会に報告する予定。
消費者庁は今後の論点整理に向けて、「特定保健用食品の表示許可手続きや表示内容の見直しの必要性の有無」、「(特保等以外の)健康食品の表示のあり方」などについていくつか課題を挙げている。そのなかには、消費者に正しく情報を伝えるための仕組みについて見直すべき点があるかどうかを掲げている。現段階では「有用性」を標ぼうすることは法的に制約されている。今後、「有用性を消費者に伝えていいのか悪いのか」「伝えていい商品とそうでない商品の見分け方をどうするか」についての議論に期待したい。