データ・マックスは17日、機能性食品や健康食品の開発・販路開拓支援を行なう九州地域バイオクラスター推進協議会の代表メンバーで座談会を開催した。テーマは「産学官ネットワーク フード・健康アイランド九州の全貌~その課題と展望」。
同推進協議会は2007年に発足、全国で初めて機能性食品に特化したバイオクラスター計画として出発した。経済産業省が進める産業クラスターとしては後発となる18番目だが、遅れた分急ピッチで事業を進めることで、九州エリア独自の機能性評価ネットワークシステムを構築するなど、地域の産業振興に大きく貢献している。現在会員は177社にのぼる(3月1日現在)。
座談会の参加メンバーは、九州経済産業局製造産業課参事官の秋本郁夫氏、同協議会企画運営委員会代表でオーム乳業(株)専務取締役の農新介氏、同マーケティング部会を代表して一番食品(株)企画部部長の宮房伸博氏、同人材育成関係代表で崇城大学特任教授の岩原正宜氏、同クラスターマネージャーで九州大学知的財産本部特任教授の深見克哉氏の5人。
座談会のなかで、今後同協議会会員が自立していく手段として、会員企業の商品開発の支援のために、会員企業の商品に対し協議会のロゴマークを表示する案が検討されていることが明らかとなった。具体的な表示方法などについては、次回開催される総会で決定する。
クラスター事業がスタートして3年目の今年、新たなステージに立った同協議会の意気込みが強く感じられる座談会だった。
詳しくは、4月発行予定の「I・B春期特集号~21世紀の豊かな食と健康」で報告する。