<ウコンを柱にした健康食品事業>
同社は2007年6月、健康食品を扱ってきた薬草事業部の沖縄自然薬草センターと化粧品事業部を統合し、「沖縄自然館」健康食品事業部として新たなスタートを切っている。
健康食品「ちゃ~げんきシリーズ」では、『原種野生ウコン30』(ビン入り/箱入り詰替えタイプ)を主力商品としている。同品は、秋ウコンをベースにガジュツ、ギムネマシルベスタ、サメ軟骨をブレンドした栄養補助食品。100g当たり4.5gのクルクミンを含有している。凝固剤は一切使用しておらず、原料が持つ特徴をできるだけ損なうことなく引き出せるよう錠剤化した。そのほか、「イチョウ葉」や「黒酢」「ビルベリー」などの定番商品をラインアップしている。
<「イーノ」シリーズで躍進した化粧品事業>
「化粧品」ならぬ「肌にも心にもやさしい真粧品」とのコンセプトのもと、3年前に売り出したスローコスメ真粧品『e-no(イーノ)』シリーズは大ブレイクした。同コンセプトと、商品開発のベースとなる久米島の海洋深層水のイメージがうまく合致した結果だろう。
昨年新たに林原グループ(岡山市)との共同開発で、同グループの持つうるおい成分「持続性ビタミンC」「トレハロース」「グルコシルヘスペリジン」を複合した『ロイヤルローション』がヒット、今年は高機能美容液『ロイヤルエッセンス』を相次いで発売した。
いずれも、「順調に伸びている」(川畑社長)という。
<個人商店型コールセンター>
「個別対応提案型」通販を目指す同社のコールセンターでは、1人のオペレーターが800人の顧客を担当する。パソコン1台が2店舗に相当するとの考えにもとづき、1つひとつの店舗(PC)を、たとえばオペレーターの名前を付して「○○商店」というユニークな呼称で呼んでいる。PCの集合が商店街を形成し、コールセンターは巨大なショッピングモールにたとえられる。「表はアナログ、裏はデジタル」が川畑社長のモットー。2年前には台湾にもコールセンターを新設し、海外進出にも着手している。
(つづく)
<問合せ先>
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