22日、カプスゲル・ジャパン(株)(神奈川県相模原市、代表取締役社長:ロバート・ホワイトロー)は、福岡市内で、健康食品事業者を対象にした第2回カプスゲルセミナーを開催した。原料・受託加工会社、通信販売会社など関係者約50人が参集した。
セミナーでは、キシリトールや食物繊維など健康食品素材を世に広めた仕掛け人として知られる(株)インテグレート(東京都渋谷区)の代表取締役・CEOの藤田康人氏が基調講演を行なった。演題は「キシリトールブームを生み出したすごい仕掛け」。
同氏は仕掛けのポイントとして、BtoB(業者間取引)における競合キラー戦略が根幹にあるとし、生活者へのストーリー開発の重要性を訴えた。過去10年間で情報量が530倍に増えていることから、広告効果は逆に530分の1に減っていると分析、有料広告から編集記事を上手に利用した宣伝スキームの確立を訴えた。そのなかで、「広告は薬事法の枠内だが、編集記事は薬事法の枠外」とし、ニュース記事がヤフーニュースのサーバーに引っかかることで大きな宣伝効果を生み出すことができることから、Webを用いたPRの活用を提唱した。
また、カプスゲル・ジャパン(株)(神奈川県相模原市)DS営業部の伊地知大行氏が、アメリカ・ロサンゼルスのマーケット動向、ならびに「製剤設計におけるハードカプセルの優位性」について解説した。