2.リーマンショックの消費への影響
「2007年以降、車をダウングレードした者」は調査結果全体の6.7%であった。そのうち、男性では40代6.8%、50代10.4%、60代9.1%と、3~4%の20代、30代に比べ、割合が高いことが分かった。
一方、都市別で見ると、人口50万以上の都市が4.9%(東京23区では3.3%)であるのに対し、人口50%以下の都市および、人口5万人以下の地域では、軒並み7%前後であった。経産省では「リーマンショックの消費への影響は跛行性があり、年配層、地方都市に発生している」としている。
(つづく)
※なお、本調査について経産省は「2009年12月18日から同月20日まで、電子メールによるアンケート調査を約100万人分の消費者に対して発送し、3,000人分のサンプルを収集した」としている。また、補完調査として、消費者グループインタビューを10年2月実施、企業アンケート調査を同年1月から2月まで実施したとしている。