3.口コミサイトが"信頼できる情報源"に
「商品・サービスの選択時」の信頼できる情報源として消費者が回答したのは、「価格比較サイト」53.4%、「評判や情報のサイト」52.8%、「情報検索サイト」51.0%といった口コミサイトが圧倒的な支持を得ていることが分かった。経産省は、「消費者に『実際に消費した人の感想をみる』などの購入前の情報収集が定着した」としている。なお「企業の公式ホームページ」は55.5%の消費者が購入時の情報源にしているとの回答をした。
同時に、購入後の感想を積極的に情報発信する消費者も多い。4割前後の消費者は「(商品の感想を)友人や知人、家族へ話すかメールで伝える」と回答した。また、約3割の消費者は、口コミサイトへの書き込みも行なうと回答した。
一方、「商品購入後およびサービス利用中」の信頼できる情報源は「企業の公式ホームページ」が46.1%で首位。「故障・問題発生時」は「コールセンター」が49.3%で首位となっている。経産省は「企業の公式ホームページやコールセンターは、購入後の重要な情報源となっており、これらの情報の社内開発部門へのフィードバックが企業の成長力を決める」としている。
(つづく)
※なお、本調査について経産省は「2009年12月18日から同月20日まで、電子メールによるアンケート調査を約100万人分の消費者に対して発送し、3,000人分のサンプルを収集した」としている。また、補完調査として、消費者グループインタビューを10年2月実施、企業アンケート調査を同年1月から2月まで実施したとしている。