健康食品・医薬品などをインターネット販売しているケンコーコム(株)(東京都港区、代表取締役:後藤玄利)は、改正薬事法によって被った不利益に対し昨年(2009年)5月、(有)ウェルネットとともに東京地方裁判所に訴訟を提起していたが、3月30日に敗訴が決定。判決後に司法記者クラブで行なわれた記者会見の様子を「YouTube」で公開した。
改正薬事法では医薬品を3つに分類、そのなかの第1類医薬品がネット販売できなくなった等の制約を受けたことで、ケンコーコムでは少なくとも5億円の損害を受けたとされている。同社は昨年(2009年)5月25日、厚生労働省の省令が憲法違反だとして権利救済を求める訴訟を起こした。12月24日に結審。3月30日に判決が下された。
「医薬品ネット販売の権利確認請求、違憲・違法省令無効確認・取消請求事件」
(※事件番号:東京地方裁判所 平成21年(行ウ)256号 担当:民事第2部)
動画URL:http://www.youtube.com/watch?v=Cpwifz0PIDs